カラクシェトラ ダンスドラマ Koorma Avatharam

2022年度ルクミニデービ追悼記念公演にて、初日にKoorma Avatharam(クールマ アーバターラム)が上演されました。
ビシュヌ神は10種類の化身となって、この地上へ現れたと信じられています。
この演目は2番目の化身、亀となって神々を救いに来たお話しです。
ストーリー1 ビシュヌ神の助言

昔々、神々は悪魔との戦争に負け、力を失っていました。
そのときビシュヌ神が現れ、こう助言します。
”悪魔と協力して、マンタラ山を棒、そしてバースキー(大蛇)をロープ代わりに用いて、海をかき混ぜなさい。そうしたら、生命を与える甘い蜜を得ることができるだろう”
”ピンチのときは私が必ず助けに来る”
ストーリー2 山を海へ運ぶ
悪魔にうまく説得することができた神々はさっそく、棒として使うマンマタ山を海に持っていこうとします。
しかし重すぎて彼らだけの力では運ぶことができません。
そこでビシュヌ神が現れ、乗り物のガルダ(鷲)と共に海へ運び、彼らを助けました。

ストーリー3 大蛇を用いて海をかき混ぜる


マンマタ山を海に置いたあと、バースキ(大蛇)の頭を悪魔たちが、尻尾を神々がもち、海をかき混ぜ始めます。
途中で海の底へマンマタ山が沈んでしまうハプニングに見舞われた際、
ビシュヌ神が亀の化身となって山を海面へ持ち上げます。
ここが一番の見所ですね。
ストーリー4 密を手にいれる
海をかき混ぜていると海中から次々と色々なものが現れました。
猛毒や天女に続いて遂に、生命を与える密を持ったダンバンタリが姿を表しました。
しかし一瞬の隙に悪魔の手下が密の入ったポットを奪い、悪魔の手に渡ってしまいます。

ストーリー5 美女モヒニに扮したビシュヌによって救われる
神々が困り果てているところへ、絶世の美女モヒニが登場します。
”私があなたがたに飲ませてあげましょう”
その美貌で悪魔を操り、密の入ったポットを手に入れることに成功します。
全員を座らせ、うまく神々へのみ密を飲ませているところで、悪魔の一人へ密が渡ってしまいます。
そこでついにモヒニが本当の姿を著します。
そう、その絶世の美女こそがビシュヌ神だったのです。


まとめ
いかがだったでしょうか?
カラクシェトラのダンスドラマは衣装も本当に魅力的で、キャラクターごとに見事に似合ったものを身に着けています。
またこのダンスドラマは悪魔と神々の駆け引きがコミカルに描かれていて、節々の場面で会場が笑いに包まれます。
本校数ある舞台の中でもとても人気のある演目ですので、みなさんもぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか?
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