2022-03-16

インドの鼻ピアス事情

みなさん鼻ピアスと聞くとどのようなイメージをもちますか?

鼻ピアスをしている人は日本ではほとんど見かけないと思います。

アーティストなどオシャレな方が着けているイメージではないでしょうか?

その一方でインドでは鼻ピアスはとてもポピュラーです。

私もインドで鼻ピアスを開けたのですが、日本ではよく珍しがられるので今回はインドの鼻ピアス事情をご紹介していきたいと思います。

鼻ピアスはインドでは時代遅れ?

日本人の私たちにとっては鼻ピアスは比較的新しいもの、近年外国から入ってきたものという位置付けではないでしょうか?

しかし、インドでは全く逆。

鼻ピアス=伝統的なもの(ちょっと時代遅れ、おばあちゃんがやってるもの)

という印象なんです。

インドの昔の写真集などを見ていてもみなさん鼻ピアスを付けています。

そう、ピアスはインド発祥と言ってもいいくらい歴史が深いものです。

なので、いまの西洋文化に憧れている比較的若い子たちは鼻ピアスをつけない風潮になっています。

また、所属カーストによって禁止されているなど家庭によっても異るようです。

鼻ピアスのデザイン

日本ではリング型や一粒が主流だと思いますが、インドではデザインが豊富です。

またおばあちゃんたちは両方の小鼻にピアスをつけいますよ。

地域などによってデザインは違いますが、いくつか紹介していきたいと思います。

このデザインは南インド、チェンナイの一番伝統的なデザインです。

4粒から成っており、あちらでも大きめのデザインです。

本物の金でコーティングされているので日本円で8,000円くらいしました。

友人がつけているこのデザインは北インド、アンドラプラデッシュ州の伝統的な鼻ピアスです。

大ぶりなデザインで、結婚式などでは必ずこれを付けるようです。

私もギフトでもらって今も持っていますが、未だに使ったことはありません。

こちらは日本でもお馴染のリングタイプ。

洋服などに合わせたり、スタイリッシュにきめたいときに使用しています。

一番若者向けといったところでしょうか。

これもとてもインドらしいデザインです。

メインのピアスから一粒ぶらさがっていてとても可愛いです。

インドで鼻ピアスを開けてみた!

伝統舞踊のダンサーは鼻ピアスをつけてステージで踊るので、私も開けることを決めました。

日本に帰るときどうしよう・・・など心配してかなり迷いましたが、

実際に鼻ピアスを開けて後悔したことは一度もないです。

見た目も可愛いし、職場的にも問題ないので個人的にはほんとうに開けて良かったと思っています。

インドではジュエリーショップでホールを開けてもらうのがメジャーです。

開け方は大きく分けて2通り。

ショットガンで開ける方法と、火で炙ったニードル開ける方法です。

私は、火で炙ったニードルで開けてもらいました。

鼻ピアスを貫通させてくれたおじさん
と怖がる私の手を握って見守ってくれたショップのお姉さん

この写真のおじさんがまずニードルを温めます

そして金槌で叩きながらさらに先端を尖らせていました。(コワスギタ)

そして私の穴にブスっと貫通させて、ピアスをそのあとに入れ込み、完成です。

これは伝統的な技法のようで昔からずっとこのように開けてきたようです。

この方法は痛いことで有名なようで、痛いのが無理な子はショットガンで開けるという方法をとります。

結論:もちろん痛かった!!でも我慢できました。

周りの反応

周りのインド人からの反応がすこぶる良くて本当に驚きでした!

”外国人のエリカが開けたなら、私も開ける!”

と、鼻ピアスをつける友人が続出してました笑

レストランに行っても、ウェイトレスのおばさんたちに

”very nice!!”と褒められることも多々あり。

もう100%インド人だねとみんなに褒められて嬉しかったです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

日本ではあまり親しみのない鼻ピアスですが、インドでは昔から受け継がれてきた伝統的なジュエリーだということが分かっていただけたと思います。

これからもインドならではの文化を発信していきます!

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