ヘアドネーションをした話
みなさんヘアドネーションとは何かご存じでしょうか?
ヘアドネーションとは病気などで髪の毛を失ってしまった子どもたちにかつらを作るため、髪の毛を寄付することです。
私は海外に行くまでヘアドネーションについてあまり知りませんでした。
そんな私が5年間伸ばした髪の毛を寄付するにことになった経緯と、
実際にどのように寄付したのかその方法をご紹介していきたいと思います。
興味をもったきっかけ

私がヘアドネーションについて詳しく知ったのはオーストラリアに滞在していたときのことでした。
友人の中に坊主の髪型をしたとてもきれいな女の子がいました。
”うわ~すっごくおしゃれな子なんだなあ”
坊主が似合うほどの美形ってホントにうらやましい、、、
と最初はファッションの一環でその髪型にしているんだなと思っていました。
しかし実際に聞いてみると”最近ヘアドネーションをした”とのこと。
なんとオーストラリアやニュージーランドでは中高生の頃から学校でヘアドネーションをするプログラムがあるそう。
ああ、だからかぁと妙に納得してしまいました。
オセアニアに滞在していて感じたのは、
彼らにはドネーション(寄付)やボランティアの文化が強く根付いているということです。
そのような幼少期からの教育が助け合いの精神を育んでいるんだなと思いました。
ヘアドネーションをすることが一つの夢に
”髪の毛を寄付できるなんて素敵すぎる。私もしたい!”
とその時ヘアドネーションすることが私のひとつの夢になりました。
インド舞踊をするには基本的に髪の毛を長く伸ばさなければなりません。(三つ編みをするため)
なので4年間のインド留学を終えたらヘアドネーションをしようと決めました。
髪の毛を伸ばし始める
私は卒業したらヘアドネーションをするということを目標にインド大学在学中、髪の毛を伸ばし始めました。
1年生のときは肩下ほどだった髪の毛は、卒業時にはお尻真ん中くらいまで到達していました。
その間美容院は日本帰国時に1度しか行っていません。

この写真が3年生のときなので卒業時にはこれよりさらに伸びていました。
インド人の友人の中でも私の髪の毛はトップクラスに長かったです笑
髪の毛が長すぎていつも縛っていたので、下ろしている写真がほとんどありませんでした・・・
続いて日本に帰国後、実際にヘアドネーションをした方法について書いていきたいと思います。
ヘアドネーションした方法
まず美容院へ
①予約
私はまず行きつけの美容院に予約する際、”ヘアドネーションをしたいです”と意向を先に伝えておきました。
もともと通っていた時から、ヘアドネーションできるか聞いていたので、まずご自身が通われている美容院に問い合わせてみるのがいいと思います。
それかホームページなどでヘアドネーション対応を積極的にされている美容院を探すのがいいと思います。
②髪を切りに行く
予約をしたらいよいよ来店です。
私は5年間伸ばし続けた髪を切ったので、とても感慨深かったです。


髪を均等に束ねて一束ずつ丁寧に切ってもらいました。
担当の美容師さんにも
“こんなに長い髪はなかなか無いだろ喜ばれると思うよ”
と言ってもらえて嬉しかったです。
③髪の毛をお持ち帰り
”え、お持ち帰り?美容院側が寄付に出してくれるのではないの?”
と思ったそこのあなた。私もそう思っていました。
美容院によっては対応が違うとは思いますが、私の場合はお会計時に紙袋に入れて渡してくれました。
寄付の申請をするのはあくまでも自分自身です。
詳細は事前に美容院に詳しく問い合わせたほうがいいと思います。
ヘアドネーション団体へ寄付
①寄付する団体を決める
日本には全国にヘアドネーションを募っている団体があるので、ご自分で調べて寄付したい団体を決めましょう。
私はJHD&C(ジャーダック)というNPO法人に寄付をしました。
ホームページ: https://www.jhdac.org/
②準備/発送
団体の規定通りに発送準備にとりかかります。
発送する際に用意したものは以下の通りです。
- レターパック
- 寄付する髪(ジップロックに入れました)
- ドナーシート*
- 受領書の返送用封筒と切手
*ドナーシートという書類が必要なので印刷して記入します。性別や年齢、国籍、また髪の状態(カラーパーマの有無)など支援団体が髪を仕分けする際に必要な情報を書き込みます。
*受領書を受け取るために自分で封筒に宛名や住所を書いて、切手を貼り準備をします。

3受領書を受け取る
2週間後に受領書となる可愛いスティッカーを受け取りました。

まとめ
へアドネーションをした一連の流れをご紹介しました。
もう5年間も髪を伸ばすことは無いかもしませんが、またばっさりと切るときは寄付をしたいなあと考えています。
自分の一部が誰かの役に立てると考えたらとても嬉しいですよね。
一人でも多くの方に知って頂けたら幸いです。
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