インドの寮生活
前回はインド芸大に通う大学生の一日について書きましたが、日々大学と寮との往復でした。
インドの寮といってもみなさん想像があまりつかないと思います。
約3年半現地で寮生活をしていたというと、インドに慣れている方にも結構驚かれるので笑、
今回は、その生活をご紹介していきたいと思います。
インドの寮ってどんな感じ?
場所

自然が豊か
私が住んでいた寮は大学の敷地内にあったので授業がある教室までは歩いて10分程。
とにかく学業で忙しかったので学校に近いということが一番でした。
授業は朝6時から始まり、着替えも何度もあるので寮生活が一番楽でした。
施設
男子寮と女子寮(2つ)と分かれており、徒歩15分ほど離れているところにありました。
食堂は男女共用で女子寮から近いところにありました。

部屋
基本的に3人でルームシェアをします。
鉄パイプのベッドが並び、壁に収納棚が設置されています。
もちろんエアコンは無く、インドの暑い気候でも天井についている扇風機2つのみです。
トイレ・シャワー
トイレ/シャワー/洗面所が一緒になっているユニットバススタイルでした。
一つの部屋に一つのユニットバスが付いています。
シャワーはもちろん水しかでません。
洗濯もここで手洗いで行います。
また女子寮は2つあったのですが、古い方の建物には共同のシャワーとトイレしかありませんでした。
トイレは洋式と和式両方ありました。
トイレットペーパーを使う文化がないのでトイレの横に小さな蛇口が設置されており、その水を使います。
食堂

食堂は男子寮と女子寮の中間地点に位置していました。
カウンターに食事が並べられ、寮母や食堂のおじさんがよそってくれます。
銀製のコップとプレートは各自準備します。
もちろん他のインド人生徒と同じく手で食べます。
寮の食事は3食インド料理。
肉魚卵は一切出てこない完全なベジタリアンフードでした。
私は割となんでも大丈夫でしたが、外国人には結構キツいみたいです。
寮のメリットとデメリット
続いて寮にいるメリットとデメリットを書いていきたいと思います。
実は私は一度6ヵ月程、寮から出て外で暮らしたことがあるのです。
外国人が外でアパートメントを借りたり、外国人登録の住所を変更したりすることの大変さを知る良い経験となりました。
外での暮らしも踏まえて、寮のメリットとデメリットを書いていきたいと思います。
メリット
- 学校から近い
- 安い(月食事込みで1万円程)
- 友人ができやすい/仲良くなりやすい
- 本当のインド文化を友人から学べる
- 学業に専念できる
- 何かあればすぐ周りが助けてくれる
- 安全
デメリット
- 特別な許可がないと一切外出できない
- ルールが厳しい
- プライバシーがない
- 肉魚などのノンベジ料理を食べれない
- 虫が多い
- 馴染むまで時間がかかる
- 先輩に従わないといけない
こんなところでしょうか。
私的にはデメリットよりもメリットの方が多かったため寮生活を続けました。
外国人生徒は寮が全く合わず、すぐに出て行ってしまうというケースが昔から多かったようなので、寮生活は人によると思います。

毎日ここでヨガをするのが一番のリラックスタイム
まとめ
いかがだったでしょうか?
少しインドの寮生活の雰囲気を知っていただけたと思います。
やはり友人と衣食住を共にする中で、現地のインド文化を学ぶことができました。
あの日々は私の一生の思い出です。
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