インド大学試験の対策法
前回に引き続き、インドの教育についてレポートしていきたいと思います。
”インド人は2桁の九九まで丸暗記している”
という話は日本では有名ではないでしょうか?
そう、インドの勉強法とはずばり丸暗記です。
質より量
日本ではどれだけ要点をとらえ、簡潔にまとめられるかが重要と教育されてきたのではないでしょうか?
しかしインドではどれだけ長く事細かく説明できるかが重視されます。
なのでインド人は一度説明し始めると話が超絶長いです。笑
インド人の友人に恋話なんて聞いたら最後です。笑
詳細を初めから終わりまで事細かく説明するのでいつまで経っても終わりません。
テストでは内容より枚数
テストでは内容より何枚書いたかが一番重視されます。
内容は読まずに枚数だけみて採点をするなんていう先生も。
インドの定期試験は科目ごとに3時間ぶっ通しで行われます。
試験期間のスケジュールとしては、朝9時からお昼の12時まで。
3時間ひたすら書きまくります。
回答用紙は基本的に白紙の紙を10枚程度、それでもみんな足りなくて途中先生のもとへ行って追加の紙をもらいます。
(ちなみに私はほとんど追加用紙はもらったことがありません笑)
超丸暗記試験の対策/勉強法
インド人の場合
それじゃあ膨大なテスト範囲をどうやってインド人は覚えているの?
私が見てきた限り2通りに分けられます。
・ただただ読む(ぶつぶつ言いながら笑)
・頭のいい子に説明してもらってただただ聞いている
これであの量の情報を覚えられるのは驚きです。
小さい頃からのテスト方式なので頭が慣れているのかもしれませんね。
またみんなでわちゃわちゃしながら勉強するのもインド人の特徴。
私は基本一人で勉強して、分からないところがあったら友人に説明してもらうといういいとこどりをしてました。
私の場合
入学したときはこのインド式に全く慣れず、テストが本当に嫌でした。
しかし泣いてばかりいられず、自分に合った2つの方法をあみだしました。
1.絵を描いて覚える


(神話ラーマヤーナの一部)
私に効果てきめんだったのは絵を書いて覚えるという方法です。
例えば神話などストーリーを覚える際にとても効率的に覚えることができます。
まず絵を描いて、ストーリーが完成したら絵をみながら英文を読みます。
そして脳内で絵をひたすらイメージ。
すると試験中、映像として脳内で記憶を思い出すことができるんです!
この方法を試した後、一気に成績があがり、そして試験勉強も苦にならなくなったので、とてもオススメです!!!
2.自分の声を録音して耳で聞く
はい、これも暗記に苦戦していた私が試した方法です。
膨大な量の英文、サンスクリット語の文を覚えなければならなかったので、ただ読んでるだけでは全く頭に入りませんでした。
そこで私が思いついたのは、
五感を使おう!ということです。
耳から聞いたらもっと記憶として定着するのではないかと思い、自分の声をスマホのボイスレコーダーに入れました。
そして歩いているときなどにシャドーウィング。
やはり耳から情報を入れるのも効果抜群でしたね。
今でもスマホに当時の音声が録音されていて、それを聞くたびに自分の頑張りに拍手です。笑
まとめ
インドの教育法/勉強法はいかがだったでしょうか?
余計な情報までずらずら書いて、全然生産性ない!!と最初は思っていましたが、
郷に入っては郷に従え
ということでなんとか4年間やり遂げました。
(今は卒業して本当に開放されました!笑)
人間やはり窮地に陥ると自分に合った方法を何とか探し出すものだなと思いました。
勉強法は人それぞれあると思うので参考程度に見ていただけたら嬉しいです。
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