インド芸大に通う大学生の一日

キャンパスライフって中高生からみるととても憧れますよね。
大きな敷地内で自分で選んだ授業をとって、学食でみんなでお話ししたり
夜はアルバイトをしたり、サークル仲間と呑み会などなど
私は日本の大学に行ったことがないので、日本の大学生がどのような一日を過しているのか想像でしかありませんが、楽しそうな生活が目に浮かびます。
それではインド芸術大学での寮住み学生生活はどうだったのか。
ここで少しご紹介していきたいと思います。
朝
5:45 起床
6:00 -7:00 ヨガクラス
7:00 – 7:30 準備/着替え/シャワー
7:30-8:15 食堂で朝礼と朝食
はい、なんと朝6時から授業があるんです。
朝の授業はヨガに留まらず、ケララ州発祥の武術カラリパヤットの授業もありました。
授業が終わったら速攻で寮に帰り、サリーに着替え身支度をします。
寮の食堂では毎朝モーニングプレイヤーがあり、一日を祈りと感謝と共にスタート。
朝ご飯はイドゥリーやドーサ、ワダイ、ウクマなど南インド料理です。
個人的に寮の朝食は大好きでした。(特にココナッツチャクニ)

午前
8:30 大学での朝礼/礼拝(morning prayer)
9:00 一限 (舞踊の実技クラスか舞踊の理論について学ぶ授業)
10:00 二限 (舞踊の実技クラス)
11:30-13:00 食堂で昼食/お昼休み/シャワー/着替え
大学の朝礼ではまず全校生徒の出欠確認をしてからモーニングプレイヤーの時間となります。
大きな木の下で唱える朝の祈りはとても神聖なものでした。
午前中は舞踊の実技の授業がメインで午前中の比較的涼しい時間にみっちり叩き込まれます。
午前中の授業が終わったら食堂で昼食をとり、自分の部屋へ戻ります。
舞踊で汗をいっぱいかくので、午後の授業の前にシャワーを浴びて新しいサリーに着替えます。
チェンナイはとても暑いので一日に3回は必ずシャワーを浴びていました。笑

午後
13:00 三限
14:00 四限
15:00 五限
16:00 ティータイム
午後1時から4時までは3科目の授業があります。
教科はインドの歴史や神話、文化遺産など、座って受ける学術系の授業と伝統楽器やフォークダンスなどを習う実技系の授業と両方ありました。
先生が来ないこともよくあったので、図書館で課題などを仕上げたり自習の時間をとっていました。
授業が終わったら、みんなの大好きなティータイムです!
寮で用意される手作りのインドスナックと甘〜いインドのミルクティーを、みんなで雑談しながら円になって喋りながら食べます。
このティータイムが何よりの癒しでした。

夕方から夜
17:30 舞踊自主練習
19:00 食堂で夕食
20:00 洗濯/シャワー
20:30 ヨガ
21:00 課題/宿題/復習/予習
22:30 就寝
ティータイムでホッと息をついたのも束の間、すぐに踊りの自主練習の時間です。
クラスメイトと細かいフォームの修正などを行います。
この自主練の時間が一番大切で、毎日欠かさずに2時間程度みっちり練習していました。
そのあと夕食をとり、水シャワーを浴びながら同時に洗濯物を洗います。
洗濯機なんというものは寮には無いので、毎日全て手洗いです。
あれやこれやで結局自由な時間をもてるのは夜9時頃からでした。
ヨガをしたり歌の練習/課題をしたり、ときどき家族に電話したりと各自過ごして就寝です。

遅い時間まであるので外が真っ暗
まとめ
私の4年間の大学生活はこのように朝から晩まで毎日びっちりとやることが詰まっていて本当に大変でした。
”本当によくやったね”と自分で自分を褒めてあげたいです。笑
今はその反動で日本ではあまり無理をせずに過ごしています。
異国で生活するって甘くないと思うことが何度もありましたが、今となっては全て素敵で貴重な思い出です。
次回はインドの寮生活について書いていきたいと思います。
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