学歴社会 インド
今回はインドの大学制度について書いていきたいと思います。
インドは人口が多いため就職するのが容易ではないので、いいところに就職するためにとても学歴にこだわります。
インドの大学に通っていると日本との価値観の違いを思い知らされました・・・
インドの大学制度
私の大学は4年制コースでしたが
基本的にインドでは三年制です。
これはイギリスの植民地時代からの名残だと思いますが、大学制度もイギリス式になっているようです。
- 専門的なコースを修了者には”Diploma”
またさらにその次の二年間を修了した者には” Post Diploma” - 学士修了者には”BA”
- 修士修了者には”MA”
という称号が授与されます。
通信教育の発達
日本では通信で大学教育をうけるというイメージはあまりないと思います。
キャンパスライフに憧れて大学進学をする人も多いのではないでしょうか?
それに比べて、インドでは通信教育がとても盛んです。
しかしその通信教育の実体は想像している教育とは少し離れています。
オンラインで毎日授業があるのかと思いきや、
教科書を何冊か大学から受け取って独学をして
一年に二回あるテストを受けに行くだけ。
超放置主義です。
インド人の友人といるなかで驚いたのが、みんな大学へ通いながら他の大学を通信教育でうけ、両大学から学位をもらっていることでした。
複数の大学を両立しているということです。
多分私以外の大半の生徒がそうだったような・・・
「えりかはなんで他の大学の学士をとらないの?」
と何度も聞かれました。
中には在学中に他大学の修士まで並行してとってしまう強者も。笑
私個人の感想としてはインドで大学卒と聞いても、このように簡単に学位がとれてしまう制度もあるので、あまり信用できません笑
学歴社会
’’舞踊なんてやって将来どうするの?’’
大学外で何度も言われたインド人からの言葉です。
やはり今はITなどの最先端の技術を学ぶことが正解だとされている風潮でした。
学位はあるだけ良いという感じなので質よりCertificate集めが大切?のような印象をもちました。
日本でいう資格コレクターといったような感じでしょうか。
また親もとても教育熱心な人が多いからか、
「私の娘は○○大学をでていまは外資の○○銀行に勤めているんだ」
という自慢をよく耳にました。
卒業後の進路
私の大学は男子生徒が1割にも満たないので、女子校同然でした。
なので大学にもよると思いますが、大学卒業した後はすぐに結婚する子も多かったです。
インドの結婚事情に関しては次の記事で紹介したいと思います。
また、大学院への進学率が多いこと多いこと。
それは目的があって進学するというよりも、とりあえずといった感じです。
4年生の段階で私はちょっと就活っぽいことをしていました。
やっぱり在学中に就活するのって日本の風潮なのかなあ・・・
知り合いの中では
就職:1割 / 大学院進学:5割 / 不明:4割
といった感じです。
進路不明の友人達は切羽詰る様子もなく、なるようになるという感じです。
まさしくインド流ですね。
次回はインド大学の定期試験についてレポートしていきたいと思います。
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